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YouTubeチャンネル「geyogeyo」
複数の避難所で、原発周辺の避難民が差別を受けているという一部報道を受け、政府がそのような行動を取らないように呼びかけた。
枝野官房長官は「放射線は感染症のような形でうつったりしないという客観的な事実がある」とし、差別的行動は「あきらかに過剰な反応」と語ったそうな。
だけど、枝野氏といえば「ただちに影響はない」という発言で有名なように、言葉を選んでリスクも小さく見せてしまう話術には長けている。
今回も、放射線について多少の知識さえあればわかる、リスクを隠す言葉回し。
■放射線は感染症のような形でうつったりしない
確かに放射線は、うつらないね。
その辺を飛んでる電磁波とかみたいなもの。
毎日極わずかだけど宇宙から浴びているし、レントゲンのように一時的にはある程度多く浴びても大丈夫。
ただ、強烈に浴びすぎると問題があるので、これが外部被爆。
あぁ、日光に例えるとわかりやすいかな?
毎日浴びているし、ちょっとくらい多く浴びて日焼けしても大丈夫。
でも日焼けしすぎると皮がむけたり、水ぶくれになったりする。
だけど、それが他人にうつるわけがない。 ←これ重要
■じゃあ何がリスクなの?
って話ですが、放射線はたしかにうつらないけど…「放射性物質」を持ち込まれたら厄介なわけです。
まず、放射線と放射性物質は名前が似ているから違いが分からない人が多いかもしれません^^;
放射性物質は、いつも放射線を発している、いわば発生源。
日光の例えに戻すなら、「太陽」が放射性物質。
これを吸い込むなどして体内に入ってしまうと排出されず、体の中から被爆していくので内部被爆となります。
ただ、太陽なんて例えたけど実際の物質は小さくて細かいし、重くてそんなに飛び散らないし、一番近いものは「花粉」です。
重度の花粉症の人は、お部屋に入るときに服についた花粉を取る努力をしますよね?…そうしないと、外の花粉をクリーンな部屋の中に振りまいてしまうから。
なので、放射性物質も服や体の表面などについていたら取り除かないと、さらにそこから放射線が出続けてるわけで被害を受ける人が拡大する可能性があります。
一方、取り除くこと自体は意外と簡単に、花粉と一緒で洗い流せば良いようですが。
ちょっと検査にも引っかかるくらい量が多いと…事故が起きたばかりの頃、避難民が放射線検査を受けて、何人かの人が「除染」を受けましたよね。アレです。
それも専門的な除染方法↓とか見ても思ったよりは簡単そうですね。
http://gigazine.net/news/20110317_decontamination/
なので、放射性物質を持ち歩いて被害拡大しないためにも放射能汚染の有無を確かめる検査を受けること自体は重要です。
でも、そこで問題がなければ放射線は感染症みたいにうつることもないですし、引っかかっても除染されれば、その後周囲に影響を与えることもありません。
■差別をひとまとめにする誤魔化し
では、実際に起こって「差別」とされたこととは何だったのでしょうか?
記事から事例を抜き出します…
・避難所で放射能汚染の有無を検査した証明書を提示するよう求められた
・ホテルの予約を断られた
・子どもがいじめにあったりした
まず、官房長官が「放射線は感染症のようにはうつらない」としたのは、確か子供のいじめで「放射線がうつる」としていじめられたものを受けての発言ですよね。
なので、子供らしい誤解を利用して安全宣言にも利用したわけです。
しかし、上の避難所やホテルという多人数の人々が行き交う場所で検査を受けたか確認されるのは「過剰反応」とは思えません。
なぜなら、検査を受けていなかったとしたら…とても怖い想像も付きます。
実は、今のところ半径20km圏内ですら「避難指示」であって法的な拘束力がないため、原発の近くでも未だに離れずにずっと生活し続けている人もいます。
ちょうど、今朝拘束力がある警戒区域にしようとする動きがあって記事が出ていたのですが、200世帯以上が留まっているらしいです。
行方不明者捜索や家畜の世話で一時的に戻る人もいるとか。
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190620.html
で、もしその放射性物質が付着しやすい環境で生活していた人が気が変わって、誰にも言わず、検査を受けずサラっと上京してきたり、避難所に途中から潜り込んでいたとしたらどうでしょう?
(リアルタイム検索でググったら、つくばはいち早く受け入れてて初期の頃は検査は重要な意味があったであろうけど4月までやってたのは意味ないんじゃないか?って意見もあったけど、自主的に留まってる人の存在まで指摘してる人はいなかったね…。)
そういうことを考えると、ホテルや避難所が検査を受けたか確認するのは差別ではないと思います。
むしろ、政府が安全宣言をしたいなら積極的に証明書を発行すべきです。
その費用がかさむのが嫌、クレーム処理が面倒だから…そんな想いで、誰もが反感を覚える子供のいじめの事例を大きく掲げて目くらましして「全て差別はやめようね」って丸投げしてる感じがします。
なぜ証明書が必要だったのか追求する姿が、逆に「えっ、検査受けてない人が避難してきてるの?」って不安になりました。
つくばではないけど、うちも隣の市が大型の受け入れ先だったので。
[追記]
別の記事で少し詳細がわかりました。
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190493.html
市民課「検査受けてくれたら大丈夫だよって証明書あげますよ」
→一部窓口の担当者が、「証明書ないとダメなんじゃね?」と勘違い
さらにTwitterなので信憑性に疑問はありますがこんな話も…
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60512228956323840
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60512595450413056
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60513307798413312
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60513789317091328
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60514251315478528
まぁ、そんなわけで、検査受けてもらうこと自体は強制じゃなきゃ差別じゃないよ。
ホテルってのも、他の客の安全とか考えたら難しいよね。
っていうか、すでに避難している人は避難域なら検査を受けてるだろうし、自主避難域ならある程度離れてるだろうから放射性物質を浴びることも少ないだろうし、付いたとしても風呂入って着替えてれば大して問題ではないだろうから、いまさら意味ないだろうってのももっともだけどね。
怖いのは、近距離に住んでた人がこっそり紛れ込むことだけなんだけど。
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差別とリスクは別問題で管理すべきでは? [*ニュース&読み物]
複数の避難所で、原発周辺の避難民が差別を受けているという一部報道を受け、政府がそのような行動を取らないように呼びかけた。
枝野官房長官は「放射線は感染症のような形でうつったりしないという客観的な事実がある」とし、差別的行動は「あきらかに過剰な反応」と語ったそうな。
だけど、枝野氏といえば「ただちに影響はない」という発言で有名なように、言葉を選んでリスクも小さく見せてしまう話術には長けている。
今回も、放射線について多少の知識さえあればわかる、リスクを隠す言葉回し。
■放射線は感染症のような形でうつったりしない
確かに放射線は、うつらないね。
その辺を飛んでる電磁波とかみたいなもの。
毎日極わずかだけど宇宙から浴びているし、レントゲンのように一時的にはある程度多く浴びても大丈夫。
ただ、強烈に浴びすぎると問題があるので、これが外部被爆。
あぁ、日光に例えるとわかりやすいかな?
毎日浴びているし、ちょっとくらい多く浴びて日焼けしても大丈夫。
でも日焼けしすぎると皮がむけたり、水ぶくれになったりする。
だけど、それが他人にうつるわけがない。 ←これ重要
■じゃあ何がリスクなの?
って話ですが、放射線はたしかにうつらないけど…「放射性物質」を持ち込まれたら厄介なわけです。
まず、放射線と放射性物質は名前が似ているから違いが分からない人が多いかもしれません^^;
放射性物質は、いつも放射線を発している、いわば発生源。
日光の例えに戻すなら、「太陽」が放射性物質。
これを吸い込むなどして体内に入ってしまうと排出されず、体の中から被爆していくので内部被爆となります。
ただ、太陽なんて例えたけど実際の物質は小さくて細かいし、重くてそんなに飛び散らないし、一番近いものは「花粉」です。
重度の花粉症の人は、お部屋に入るときに服についた花粉を取る努力をしますよね?…そうしないと、外の花粉をクリーンな部屋の中に振りまいてしまうから。
なので、放射性物質も服や体の表面などについていたら取り除かないと、さらにそこから放射線が出続けてるわけで被害を受ける人が拡大する可能性があります。
一方、取り除くこと自体は意外と簡単に、花粉と一緒で洗い流せば良いようですが。
ちょっと検査にも引っかかるくらい量が多いと…事故が起きたばかりの頃、避難民が放射線検査を受けて、何人かの人が「除染」を受けましたよね。アレです。
それも専門的な除染方法↓とか見ても思ったよりは簡単そうですね。
http://gigazine.net/news/20110317_decontamination/
なので、放射性物質を持ち歩いて被害拡大しないためにも放射能汚染の有無を確かめる検査を受けること自体は重要です。
でも、そこで問題がなければ放射線は感染症みたいにうつることもないですし、引っかかっても除染されれば、その後周囲に影響を与えることもありません。
■差別をひとまとめにする誤魔化し
では、実際に起こって「差別」とされたこととは何だったのでしょうか?
記事から事例を抜き出します…
・避難所で放射能汚染の有無を検査した証明書を提示するよう求められた
・ホテルの予約を断られた
・子どもがいじめにあったりした
まず、官房長官が「放射線は感染症のようにはうつらない」としたのは、確か子供のいじめで「放射線がうつる」としていじめられたものを受けての発言ですよね。
なので、子供らしい誤解を利用して安全宣言にも利用したわけです。
しかし、上の避難所やホテルという多人数の人々が行き交う場所で検査を受けたか確認されるのは「過剰反応」とは思えません。
なぜなら、検査を受けていなかったとしたら…とても怖い想像も付きます。
実は、今のところ半径20km圏内ですら「避難指示」であって法的な拘束力がないため、原発の近くでも未だに離れずにずっと生活し続けている人もいます。
ちょうど、今朝拘束力がある警戒区域にしようとする動きがあって記事が出ていたのですが、200世帯以上が留まっているらしいです。
行方不明者捜索や家畜の世話で一時的に戻る人もいるとか。
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190620.html
で、もしその放射性物質が付着しやすい環境で生活していた人が気が変わって、誰にも言わず、検査を受けずサラっと上京してきたり、避難所に途中から潜り込んでいたとしたらどうでしょう?
(リアルタイム検索でググったら、つくばはいち早く受け入れてて初期の頃は検査は重要な意味があったであろうけど4月までやってたのは意味ないんじゃないか?って意見もあったけど、自主的に留まってる人の存在まで指摘してる人はいなかったね…。)
そういうことを考えると、ホテルや避難所が検査を受けたか確認するのは差別ではないと思います。
むしろ、政府が安全宣言をしたいなら積極的に証明書を発行すべきです。
その費用がかさむのが嫌、クレーム処理が面倒だから…そんな想いで、誰もが反感を覚える子供のいじめの事例を大きく掲げて目くらましして「全て差別はやめようね」って丸投げしてる感じがします。
なぜ証明書が必要だったのか追求する姿が、逆に「えっ、検査受けてない人が避難してきてるの?」って不安になりました。
つくばではないけど、うちも隣の市が大型の受け入れ先だったので。
[追記]
別の記事で少し詳細がわかりました。
http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY201104190493.html
市民課「検査受けてくれたら大丈夫だよって証明書あげますよ」
→一部窓口の担当者が、「証明書ないとダメなんじゃね?」と勘違い
さらにTwitterなので信憑性に疑問はありますがこんな話も…
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60512228956323840
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60512595450413056
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60513307798413312
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60513789317091328
http://twitter.com/#!/yukiseba/status/60514251315478528
まぁ、そんなわけで、検査受けてもらうこと自体は強制じゃなきゃ差別じゃないよ。
ホテルってのも、他の客の安全とか考えたら難しいよね。
っていうか、すでに避難している人は避難域なら検査を受けてるだろうし、自主避難域ならある程度離れてるだろうから放射性物質を浴びることも少ないだろうし、付いたとしても風呂入って着替えてれば大して問題ではないだろうから、いまさら意味ないだろうってのももっともだけどね。
怖いのは、近距離に住んでた人がこっそり紛れ込むことだけなんだけど。
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