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国内初のクラウドゲーム専用機「G-cluster」(ジークラスタ)が想像以上にガッカリだった件 [★家庭用ゲーム]

国内初のクラウドゲーム専用機「G-cluster」(ジークラスタ)
公式サイト http://gcluster.jp/
紹介記事 http://mantan-web.jp/2013/05/27/20130527dog00m200042000c.html

コレだけでも『うーん』と言いたくなりますが、さらに詳細な記事が来たら『なおさら…』と色々なことが引っかかります。
まぁ、まず『クラウドゲーム』って何?って人も、具体的に解説されてるので概要を知る意味でも下の記事は参考になります。
http://www.4gamer.net/games/024/G002478/20130527016/

ついでにプレスリリースのpdfのリンクも置いておきますね。

では、気になったことを整理していきます。

■遅延ってどうよ?
該当部分を記事から引用します。
これについて,ブロードメディア代表取締役社長の橋本太郎氏は,ネットワークの状態が良好な場合でも,170ミリ秒程度の遅延があると認めている。この遅延は上に書いた仕組みの「1」から「5」までに要する時間で,秒間60フレームのゲームなら,操作が反映されるまで10フレーム程度かかる計算だ。実際にはこれに,テレビ側の表示遅延も加わることになる。

というわけで、最低限10フレーム(1/6秒)+テレビの遅延+ネット回線の遅延。

10フレームってどれくらい?ってのは、格闘ゲームでワンパンチが出る早さ。
…んー、それなりありますね。
格闘ゲームなど緻密な操作を求めるゲームは厳しいかも。

■回線状態
じゃあ、通信回線はどれくらい求められるのか…。
こうした仕組みを利用しているがゆえに,G-clusterのサービスではインターネット接続の帯域幅が重要となってくる。ブロードメディアが作成したパンフレットでは「安定した3Mbps以上の有効帯域」,高画質の映像でプレイするには,6Mbps以上の帯域が必要ということだ。光ファイバー接続なら難しい条件ではなさそうだが,集合住宅の共有回線やADSL接続,あるいはWiMAXなどでは,難しい場合があるかもしれない。

…うち、光回線ですが1.4Mくらいしか出てなかった気がする。。。
【訂正】MbpsとMB/secを見間違えてましたorz 覚えてた数値も古いみたい。
今測ったら下り22Mbps、上り6Mbps前後でした。【訂正終わり】
光回線はある程度普及してるとはいえ、基地局から遠いとか集合住宅で使用者が多いなどで回線速度があまり出ないって家も多いんじゃないかと。。。

■本体価格
本体価格は9980円。…だがしかし、それは本体のみだ。
本体+コントローラーだと13800円。
一応、iOSやAndroidのスマホやタブレットを仮想コントローラーにするアプリは提供される予定のようですが。

■ソフトの購入…ってか、実質レンタルな件
『1本あたり525円から2940円で販売』とあるが、遊べるのは一年間
クラウドということで、ローカルに保存されないからそういうスタイルなんだろうけど…一年後にどうなるかは現在検討中。

『月額500円プラン』もある。
これを申し込むと,約30タイトルのゲームが遊び放題になる…とのことで、全部が遊び放題って訳じゃないみたい。

■タイトルラインナップが腐ってる件
発表されたタイトルは以下の通り。
めっちゃGOLF デラックス
あにまるパズル・キューブリック
PCエンジン・ライブラリー
Rocket Knight
銀星囲碁 ハイブリッドモンテカルロ
世界最強銀星将棋9 風雲龍虎雷伝
四家麻雀 和
イースI&II クロニクルズ
Assassin's Creed II
Prince of Persia: The Forgotten Sands
Tom Clancy's H.A.W.X. 2
LEGO Harry Potter: Years 1-4

…ほとんどが、すでにPCや家庭用ゲームで出たやつの移植。
タイトルでメーカーわかるのってFalcomとUBIくらいしかないし…古い。
そりゃあ、新しいものだとマシンパワー食うし、それを伝える通信回線が足りなくなるから、新しいゲームは無理なんでしょうね…。

■じゃあ、誰得?
ハードを作ったとこや、記事でも指摘してるように…PCや家庭用ゲームですでに遊んでいる『ゲーマー』狙いではないらしい。

『ライトユーザーや最近はゲーム機で遊ばなくなったゲーマー』が対象らしい。
…えーっと、すっごい対象の選別を間違ってる気がします。

ライト層だったらスマホやタブレット端末で十分です。
わざわざ一万出してハードを買わなくても、スマホでは数百円…それどころか無料のゲームがゴロゴロしてるのに、ハードを買ってくれるとも思えません。

さらに、最近はゲーム機で遊ばなくなったゲーマーですが…ゲーマーとなると仮想コントローラーは馴染みませんから約一万四千円のコントローラーセットが必要になってハードル上がります。
それと、現行家庭用ゲーム機でもカジュアルゲームやレトロゲームはラインナップが充実しているので、休眠から覚めてもゲーマーならゲーマーらしいハードの中から選ぶでしょう。
特に、休眠ユーザーは年齢層も上がってしまうし、新しいものに飛びつくタイプではないのだから、『クラウド』って概念も知らないのでそこから理解してもらうのがそもそも難しいかも。

あとは、ライト層にしろ休眠ゲーマーにしろ…興味が鋭くないけどたまに買うよ?って人は、だいたい周囲がやってるのを見て面白そうだとかって人が多いので、こういう新しいタイプはいきなりライト層から流行るってことはないからキツイと思う。
本来ならば、新しい技術に飛びつくギークのために作った方が良かったような気がしますが、このタイトルラインナップではどうにもなりません。。。

…うーん、誰得なんでしょう。

■最後に個人的なクラウドへの思い
最初、クラウドでゲームができるって聞いた時は『すごい時代になったな』と驚いたのですが…よくよく考えると、一つ大きな欠点があるんですよね。
それは、クラウドサービスが終了したら何も残らないということ。

ネトゲもそうだと言われればそうなのですが、自分が昔ネットゲームに大ハマりして結構な労力を費やしたキャラがいたのを引退してアカウント消した時はかなりの喪失感がありました。
それは自分の都合ですが、そこまでハマったものではないけど…ガラケーでソーシャルゲームをやっていた時は、自分はまだ遊んでる最中なのに採算性やスマホ移行のためにサービス終了を何度も味わっています。

となると、ハマってもいずれ消える…というのはなんか手を出しづらいです。
ネトゲ一個一個のサービスだったら一斉に終わることもないけど…ゲームハードが丸々消えると考えると怖ろしい消失感になるんじゃないかと…。

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